いわゆる「技術的負債」、あるいは単純に「古いコード」は悪者にされやすい。特に、それを書いたのが現在の開発者とは別人であるなら。(すでに会社にいないなら尚更に)
確かに、古いコードはソフトウェアの品質を上げにくくする。だがそれはコードが古いことが原因ではない。コードの質が悪いからだ。そのコードの可読性が低く、テストが不十分で、変更容易でない、そんな状態のまま古くなったからだ。
一度書いたコードの質があとからよくなることはない。どんな一片のコードでも、書き直される以外に質が上がることはない。(当然下がることもある)
常にいいコードを書けるように励もう。どんなコードも時間とともに老化する。老いに対抗できるのは、絶えずよりよいコードに書き換えていく新陳代謝だけだ。
今日は昨日よりいいコードを書こう。